
今朝は5時に起床。また8時発のバスで6時間のバス旅です。昨日地元の小さいパン屋さんで買ったごま付きのパン、バナナ、ミルクです。
でも、実は昨晩どうしてもこのパンを一口食べたくなったのですが、一口どころか美味しくて2/3を食べてしまいました。でもkamelijaで買ったワッフルが残っていたのでそれも食べました。

7時少し前にホテルを出ました。昨夜、レセプションのお姉さんに朝7時にチェックアウトすると言うと、7時は誰もいないからキーをレセプションデスクの上の小皿の上に置いてから出かけて!と言われていましたので、寂しく一人でチェックアウトです。
外に出ると、少し肌寒かったのですが、スーツケースを引っ張って歩いているうちに風が心地良く感じるようになりました。着いた時と同じように、北門を出てぐるーっと旧市街の城壁外側を歩いていきます。
途中、おととい上った山々を眺めつつ2日間のコトル滞在に別れを告げるようにゆっくりと歩きます。城壁途中の水を買った場所、聖母教会が小さく見えてます。帰るのがとっとも辛く感じました。

帰りのティラナ行きのバスもベンツです。バスターミナルや周辺の景色を撮ることもすっかり忘れ、気が付いてシートのメルセデス-ベンツの文字だけを撮りました。

コトルのバスターミナルはまさかFree-Wi-Fiではないと思っていましたが、バスが出発するときにONになっていることに気付き、時すでに遅しでせっかく使えたのに使わず終いでした。
ティラナ行きのバスは途中のバスストップで次々と乗ってくる人がいて、とうとう数人座れなくなってしまいました。日本で予約をしたときにシートも予約するようになっていたので、全席予約制かと思っていたら、どうやらそうではなかったようです。それともそのあたりはいい加減なのかな。わかりません。
帰りのパスポートコントロールは1時間以上かかりました。人数が多いせいでしょうか。でも、あまり早くティラナに着いても暑い中スーツケースを引っ張って行動しないと行けなかったので、1時間くらい遅れても構わないと考えていたので焦りはありませんでした。
結局1時間も遅れることはなく、30分遅れの14時半にティラナの国際バスターミナルに到着です。途中エアポートも経由しました。この情報は知りませんでしたが、ここで下りる人も結構いたのでほとんどの人が知っていたのかもしれませんが、予約したWebサイトにはそんな情報はなかったはずです。
バスターミナルからタクシーでシティーセンターまで向かいます。レクを持っていないのでユーロで支払いです。取り敢えず、トプタニショッピングセンターに両替所があることを思い出し、タクシードライバーさんにトプタニの前で降ろしてもらいました。

持っているユーロをすべてレクに両替して、さあ、どこへ行こう。なんだかお腹もすいてきたし、トプタニショッピングセンターの最上階にあるレストランで食事をしながら考えることに…
最上階にはたしかカフェ1件とレストランが2件あったように思います。そのうちの1件NONAというお店で食事をすることに。眺めが良さそうな席が空いていたので決めました。

自分でトレーとカトラリーをとり、選んだ料理をお皿に入れてもらいます。半セルフサービスですね。肉団子が入っているヨーグルト入りのシチューみたいなのとピラフ、リプトンのレモンティーです。
どんな味がおそるおそるでしたが、シチューもピラフもけっこういけました。レモンティーが冷たくて美味しかった。食べるのが早い私ですが、ゆ~っくり噛みしめていただきました。

窓からの眺めは、ティラナに着いた初日に街歩きを始めてすぐ目にしたモスクでした。泊まったホテルから近かったモスクです。ここがヨーロッパであることを忘れてしまうような眺めです。今回の旅行はティラナもコトルも天気に恵まれて良かったな~なんてしみじみ。


1時間くらいゆっくり食事をしてから、トプタニショッピングセンターを出て1泊だけしたHotel Kalajaと同じ敷地内にあるティラナ城跡にできたショッピングモールのような場所へ入ってみることにしました。

レクがけっこう残っているので、お土産をもう少し買っておこうとブラブラしました。中は思ったほどお店が少なく、レストランとカフェのほうが多かったです。お店は品数が少なくあまりお土産が買えませんでしたが、ここで1枚アルバニア製のマットを6000レクで購入しました。お土産編で紹介します。

日本にも店舗がけっこうあるイタリア系カフェillyでカプチーノを飲んで一休み。暑いので、やっぱりスーツケースを引っ張ってブラブラするのはたいへん。カフェで座っていると長居をしてしまいます。
そろそろティラナの街にもさよならをする時間になってきました。タクシーが客待ちしているところへまたスーツケースを引っ張って歩きます。
すると、どこからかタクシードライバーがやって来て、タクシー?と聞かれたので、空港まで行きたいと言うとスーツケースをサッと持って車まで行く途中、別のタクシードライバーがその客は俺の客だ!と言って来てドライバー同士が口喧嘩を始めてしまいました。
そのもう一人のドライバーの顔を見ると、ティラナからコトルに行く日の朝7時に来てほしいと頼んだドライバーでした。だから私のことを俺の客と言ったのでしょう。
でも、もう既に私のスーツケースは違うドライバーの車の中に。だから乗り込もうと急いでいると、覚えているか?俺の客だよなーみたいに大声を出していたのですが、あの時はあの時、今は今だと考えてペコリと頭を下げ違うドライバーの車に乗り込みました。
発車してから大丈夫か?あとで大事にならないか?と聞いてみると、問題ないさーと言っていました。私も、あの時は頼んだけど今回は頼んだ訳じゃないから気にする必要はないと思いましたが、後味が悪かったです。

空港に5時半過ぎに到着し、早めに搭乗券を手にしてホッとしたかったので、チェックインカウンターに行くと3時間前にならないとチェックインできないというので17時55分まで15分くらい待ち、再びカウンターに行くと日本人のツアー客が添乗員と一緒にたくさん並んでいました。
けっこう待ちましたが、無事にチェックインして荷物を預けたので身軽になって小さい空港内を散策です。

空港に直結しているCONADがあります。でも中に入りませんでした。あのパンがあるかどうか見てくればよかった。空港内はお土産店が3つとカフェが2つだけの小ささ。ゲートもたしか1つだけだったような。


カフェ代だけ残して、お土産店でレクを使い果たしました。実は双頭の鷲がデザインされたシルバーのペンダントが欲しくなってレクが足りなくなり、クレジットカードで買ってしまいました。

そろそろの時間になり、ゲート前のイスに座っていると、どこの国の方たちだかわかりませんが、団体で写真を撮っていました。一人がアルバニアの国旗を持っていたので、アルバニア人の団体だったのかも。
機内に乗り込みましたが、なかなか出発する気配がなく、機長からのアナウンスでイスタンブールが大雨で離陸の許可が出ないとのこと。そのまま1時間待ってやっと離陸。
ということは、イスタンブールでの2時間の乗り継ぎ時間が1時間だけになってしまうということ?と心配になりました。そしてやはり予想が的中してしまいました。
イスタンブールで成田までの搭乗券を発行してもらわなければいけないのですが、ティラナ・イスタンブール間が遅れた私たちと同じようにイスタンブール到着が遅れた他の便からの人たちで、イスタンブール・成田間のチケットカウンターは大混雑。
やっと搭乗券を手にできた私でしたが、シート番号がおかしい・・・通路側のシート12Cのはずが、アルファベット三文字のたしかSGHとなっている。私と同じシート番号がおかしい人がほかに二人。日本人の30代前半くらいの男性、トルコ人のやはり30代くらいの男性。
私たち三人は全員が乗り込むまで待たされることに。でも、イスタンブール到着の便が遅れた人たちが次から次へとやってくるのでなかなか三人のシートが決まらない。日本人の男性はビジネスにシフトしてもいいから早く乗せてくれと交渉していた。私も気持ちは同じでした。このままこの便に乗れないのではないかとすごい心配。
そしてやっとシートが決まり乗ることに。シートは私たち三人一列で、エコノミークラスの一番前。トイレのすぐ近く。ビジネスクラスのすぐ後ろの席です。私は通路側に座り、日本人の男性は窓側、後から来たトルコ人の男性はまん中に座りました。
フットレストがない、カバンは普通前の座席下に入れますが、一番前なので上の荷物入れに入れないといけない。何か必要な物を取り出すときは荷物入れから出さないといけない・・・めんどーだなー
と思いながらも、ちゃんと乗れてホッとしました。ゆっくりと思い出に浸りながらの12時間と思いきや、隣のトルコ人のおしゃべりに付き合ったり、落ち着かない一番前なのであまり寝ることが出来ず、音楽ばかり聴いて過ごしていたような気がします。でも、無事に成田に到着して良かった。
今回のティラナ・コトル旅行は、6時間のバス旅があったり、1355段を制覇したり、帰りの便で天候によるトラブルがあったりで良くも悪くも色々でしたが、その分、思い出に残る旅になりました。きっと人生も同じなんだろうなーと今更ながらに思うのでした。
それにしても、毎回帰国日の写真が少ないのはどうしてなのでしょう、と今更ながらに思いました。もしまた次回があれば、今度こそ帰国日の写真を忘れないようにしたいと思います。
― 旅行記はおしまい ―
次回は買ってきた数々のお土産を紹介します。
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