
ヴィル門が近づいて来ました。おとぎの国の入り口みたいで年甲斐もなくなんだかワクワク。

門の手前の左側には、花屋さんがズラーッと並んでいます。この国の人たちはお花が好きなんですね。素晴らしい。

ヴィル門に入って振り返ると、門の外は近代的なビルが立ち並んでいます。まるで過去と現在の境界線のようです。

門のすぐ左側にはマックがあります。マックもこの国らしくメルヘンですね。

マックを超え、少し行くと右側の道沿いの城壁の下にセーターの壁と呼ばれるニットのお店がズラーッと並んでいます。城壁には通路があって上ることができるそうです。カフェも併設されているとか。上ってみれば良かった。あちこち目移りして忘れてしまってました。一人旅だからしょうがないですね。

このような ちょっと気になる路地がそこかしこにあって、いちいち網羅していたら迷子になってしまいそうなほどです。

ヴィル門を超えてヴィル通りを道なりに数分歩き、ヴェネ通りと交差するあたりに旧市街で最も有名なレストラン、オルデハンザまで来ました。ここでお昼ご飯か、夜ご飯を食べる予定でした、旅行前もこの時もそう考えていました。


ラエコヤ広場に到着しました。オルデハンザの裏というかラエコヤ広場の裏にオルデハンザが位置しているといった感じです。


ラエコヤ広場に面している旧市庁舎です。ここの1階に3ドラーコンというスープで有名な軽食カフェのようなところがあります。市庁舎の建物の壁面にもドラゴンが顔を突き出しています。ここでお昼にするという計画もしていたのですが、まだお腹が空かず、しばらく広場を行き交う人々を眺めていました。

初日の昨日、時間が間に合わず食べ損ねたボガポットへ行こうと思い立ち、下町エリアからこのピックヤルク通りを上り山の手エリアへ向かいました。左側に座っているおばあさんはホームレスのような感じでした。こういう人を見かけると何故かやるせない気持ちになるわたしです。

ピックヤルク通りの中ほどで、バイオリンとスマホを使い演奏している女性がいて、しばらく聞き惚れていました。曲名はわかりませんが、よく耳にすることがあるクラシックでした。バイオリンケースにコインを入れている人がちらほらいたので、わたしもほとんど使わないけどたまりにたまった1セントコインを入れました。なんだかとても和む瞬間でした。音楽って素晴らしい!

ボガポットに到着です。猫ちゃんがエストニア国旗柄のスカーフを巻いてお出迎え。

らせん階段を上って2階席でゆっくりと待ちに待ったセリヤンカスープと黒パンでお昼にします。

洞窟のような2階席です。特徴のある照明が不思議な雰囲気を醸し出しています。

上を見上げると、天使のオブジェが吊るされています。子供さんが喜びそう。

仄暗い神秘的な中世の雰囲気です。2階席には誰もいません。もうお昼ご飯時なのに、これから混んでくるのかな。

既に下でオーダーしたセリヤンカスープと黒パンが運ばれてきました。映っていませんが、カプチーノもオーダーしました。それにしても、黒パン一切れだけ。もっと頼もうかと思いましたが、スープのボリュームがすごいと他の方のブログで読んでいたので、とりあえず食べてみました。
美味しいです。美味しすぎます。ゴロゴロたっぷりの野菜。セロリも入っています。サワークリームとクリームチーズかな?ミネストローネ仕立てのようなスープにこのチーズ達が溶けて何とも言えないトロッとした感じ。ついがっついてしまいました。ボリューム満点でも、やはり黒パンをもう2、3切れ欲しいところでしたが、カプチーノで締めました。あまりお腹いっぱいにすると、カフェでケーキが食べられなくなるし・・・って食べることしか考えてない!

食べ終わってから、山の手からの絶景スポットを探しに街歩き再開です。この人だかり。ここがそのスポットの一つに違いないと近づいて行きます。



あ、この景色、この景色よ!見たかったのは。この真ん中正面に見える可愛い建物は、昨日建物の真ん前まで行ってみましたが、この角度から見たかったのでした。ここからだったのか~と興奮ぎみ。他の観光客の方たちもこの景色を堪能していました。




この綺麗な景色のあと、後ろを振り返るとボロッちい建物が目に付きました。こんな味わいのある建物も嫌いじゃない私です。

山の手エリアの展望台から、下町エリア入り口のヒュッケヤルク通りへ向かう途中、デンマーク人がトームペアを占領してすぐに建設したエストニア最古の教会、トームキリク大聖堂を通り越し・・・

アレクサンドル・ネフスキー聖堂を後ろに見ながらヒュッケヤルク通りへ歩き続けます。アレクサンドロ・ネフスキー聖堂とレストランとのコンビネーションもなかなかオツなものです。

ヒュッケヤルク(短い脚という意味らしい)通りの入り口です。下町エリアに向かって下っていきます。


下りのヒュッケヤルク通りは、上りのピックヤルク通りと違って階段と手すりがあるので安全です。道の左右にも小さなお土産屋さんが数件あって楽しい通りです。そして何より女性好みの可愛らしい通りです。

結構歩いたし、お手洗いにも行きたかったので、カフェに入りました。たしか、カフェインという名のカフェだったと記憶してます。店員の男性がとても親切で笑顔がこぼれていました。
カプチーノとチョコレートケーキ(黒パンのように見えますが)で一休み。トイレを済ませ、ガイドブックをながめながら1時間以上長居をしました。下町エリアに下りてきたのだし、ホテルと反対側の東側旧市街の外側には、ショッピングモールがあるので、行こうと予定していたソラリスというショッピングモールへ行くことにしました。

ソラリスにはレストランやスーパーもあり、このLIDOというレストランは広い・美味しい・安い・セルフで楽、というコメントを見て知っていたので、あとで夕食を摂ることにしました。LIDOはバルト三国(エストニア・ラトヴィア・リトアニア)には必ずあるチェーン店らしいです。
ソラリス自体の写真を撮り忘れました。ちょっと疲れていたのかな。今考えると、ところどころ撮り忘れがあり、勿体無いことをしたと後悔しています。

ソラリスの中にミスターミニットもありました。そのほかに知り合いから頼まれた文房具やちょっとしたお土産を買うこともでき、あちこち見て回ったのですが、お腹が空いてこないので、LIDOで夕飯は無理かな・・・と思い外に出るとかなり雨が降っていました。どうしよう、お土産をけっこう買って両手に袋を下げていたし、折り畳みの傘もホテルに忘れてきたし。
この雨の中、ホテルまで歩くのは無理だと判断して、タクシーでホテルまで帰りました。部屋にもどったら急にお腹が空いてきたので、近くのスーパーまで夕飯の買い出しにいきました。ちょうど雨もやんだし。

そしたら、食べたかったエストニアの代表的な黒パン「MUHU LEIB」があるではありませんか。今日の夕飯はこれに決まり!あとは、トマトとプレーンのギリシャヨーグルト、それにグリーンのスムージーだけと、とってもヘルシーで簡素な夕飯になりました。でも、私にとってはホテルのすぐ近くのスーパーにMUHU LEIBがあったというだけで感動でした。

ずっしり、美味しそー。でもこれでハーフサイズです。明日の朝食にもできそうです。

賞味期限は9日なので、日本に持って帰れますが、きっと明日には食べ終わってるでしょう。色んなレストランをピックアップしていたのに、結局スーパーで買ってホテルで食べてしまう私です。主婦ですね、会社員でもあるんですが。
ー3日目に続くー
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