
7時くらいに起床しました。今日はコトル観光とバスでぺラストへ行く予定です。コトルの旧市街の要所を廻ったら、ランチタイムを挟んでバスでぺラストへ行こうと思っています。

天気はまずまず。まだ少し肌寒い時間帯ですが、これからどんどん気温が上がって日差しが強くなりそうです。でも湿度が低いから日本よりだいぶ凌ぎやすいです。
30分から1時間おきくらいにあちこちの教会の鐘が鳴って、異国に居る感が半端ないです。

この窓、よく見たらガラス扉の内側にある木扉の内側だけ開けられる様になっているんです。窓は閉めたいけど明るさだけは欲しい時に役立ちます。優れ物です。

今日の朝食は、ティラナのCONADで買ったパンとバナナと、昨夜ホテルそばの小さな食料品店で買ったミルクです。私にとってこれが落ち着く朝食です。このパンもっと買っておけばよかった。

ゆっくり身支度をして9時すぎにホテルを出ました。今日はmaps.meに頼ってホテルの近辺から街歩き開始です。
まずは、小さいけれど知名度の高い聖ルカ教会です。正面より左奥のイコンが迫力があると地球の歩き方に載ってましたが、あまりよく分かりませんでした。

でも、中にロウソクが灯っていたりして狭いけれど落ち着いた教会です。私は専ら雰囲気を楽しみます。

こちらは、聖ニコラ教会です。聖ルカ教会ともにセルビア正教会だそうです。セルビアの国旗が掲げられています。
ちょっと前まではセルビア・モンテネグロという一つの国だったのですね。昨日ランチしたレストランのサーブしてくれた男性もセルビア人だと言っていました。

正面です。

ぐっと近寄ってみます。

教会の中でお土産を売っています。お土産というより信者のためのグッズを売っています。



聖職者?さん達でしょうか。

少し歩いて今度は次の場所へ。こんな素敵な小路を見つつ歩きます。

昨日の夜に来て中に入れなかった、聖トリプン大聖堂です。今日はまだお昼前なので中に入ります。左と右のてっぺんが違います。修復した時期が違ったから、修復する人が違ったから…とのことです。よく見ると、2階のバルコニーのようなところに人が居ます。あそこへも行ってみます。

こちらは教会らしい感じがします。結婚式でも挙げていそうな感じです。

横になっている聖職者?これをずーっと見ている少女がいました。よく見ると、頭の下に枕があります。やっぱり横になっている様子を表しているのでしょう。

2階に上がってバルコニーに出ます。

こちらが正面の三角屋根の建物の部分。素敵な飾り窓のような・・・

こちらは右側の塔。

左側の塔。

下を見ると観光客が沢山です。

高い位置から見ると、黒い山 モンテネグロが迫ってきています。やっぱりカッコいい。

コトル旧市街の家々は、オレンジの屋根に白い壁じゃなくてちょっとグレーな壁です。これもまた落ち着いていて素敵です。

内部の窓から裏山と家々。美しいです。落ち着いていて好きです。

下に降りてから、すぐ近くのジェラート屋さんで今日も何か食べよう!

今日はコーンではなくカップで、ピスタチオとキャラメルをチョイス。やっぱりコトルのジェラートは濃厚ではないです。美味しかったですが。イタリア仕込みじゃないのかなー。

食べ終わってから、今度は南門へやって来ました。おじいちゃんとお孫さんが一緒にコトルの建物を竹を細く切って描いた民芸品を売っていました。見事な出来栄えだったので1つ買いました。お土産編で紹介しますね。

その隣にバイオリンを弾いている人がいました。何の曲を弾いていたのか覚えていませんが。こちらが南門の出口です。

上を見上げるとこんな感じで重厚な造りで、窓に鉄格子がしてあるのは何のためだったのか考えていました。

罪人を吊し上げて閉じ込めていたという説もあり、なんだか怖い時代のものなんだなーとしみじみ。

南門の城壁部分に階段があって上に上がれるようになっていたので上がったのですが、その時写真を撮らなかったので、下りてからその上がった辺りを撮りました。今こうして見てみると、綺麗な花が咲いていたんです。気付いていませんでした。

旧市街の城壁南門の反対側の入り江にはボートが沢山とまっています。それにしても山々が迫っている様子は迫力があります。是非実物を見て欲しいと思います。

旧市街の城壁と木々が川面にハッキリと映っています。透明度の高い川です。

南門から西門に歩いていると、城壁からドラゴンが火を噴いていました。その火はペットボトルを繋げて作ってありました。何かを意味しているのか分かりませんでした。

西門を過ぎてコトルの街の先端部分の近辺に豪華客船が停泊していました。これに乗ってやってきた人たちが今コトルに居るのでしょう。

この豪華客船が目の前に見えるレストランでランチをすることにしました。とても大きいレストランで室内にもたくさんの席があるし、外席もたくさん。ちょうどランチタイム時でしたが、好きな席を選び放題で、私は外席のちょうど真ん中あたりで食べることにしました。

ランチョンマットにコトルの旧市街が描かれています。紙製ですが。


ヤリイカのグリルをオーダーしました。イカが柔らかくいい塩加減でとても美味しかった。付け合わせのほうれん草とポテトもすごく美味しくて大満足です。量ももっと多くて食べきれないと思っていましたが、ちょうどよかったです。

メニューを見ていたら、地球の歩き方にも載っていたクレムピタというケーキがあったので、カプチーノとともにオーダーしました。

パイ生地に濃厚なカスタードクリームが幾重かにサンドされていてすご~く美味しかったし、カプチーノにとても良く合います。

幸せな気分に浸りながらケーキを食べカプチーノを飲んでいると、周りが何やらざわつき始めたように感じました。でもすぐその原因が分かりました。
豪華客船の出航の時間です。歩いていた人は立ち止まり、座っていた人は立ち上がり、皆 豪華客船のほうに視線を向けています。time to say goodbye の曲が流れ、出航を知らせる汽笛のような音がボーッ、ボーッと鳴っています。
そこに居た人たち皆とは限りませんが、出航を惜しむような雰囲気が漂っています。私もまた然り。この瞬間ほんとにロマンチックな思いをしました。美味しいケーキに美味しいカプチーノ、ロマンチックな瞬間。
コトルは私のような一人旅でも、カップルでも、ファミリーでもそれぞれの楽しみ方ができるとてもいいとこです。是非コトルを肌で感じて欲しいと思いました。ほんとにいいとこです。

レストランの席から海側を見るとリゾート感がすごいし、その向こう側の山々もまたいい味をだしてます。コトルはこっちを見てもあっちを見ても素敵な景色を楽しめます。いいですよ~。

このレストランを maps.me で見てみると、 Dojmi という名だと分かりましたが、とっても大きいレストランだということも分かりました。室内の席も多いですが、室外の席もたくさんありました。私が食事をしたのは赤丸の辺りでした。

これからぺラストへ行く予定でしたが、何だか胸がいっぱいでお腹もいっぱいで少し休みたくなり、ホテルまで戻り少し休憩です。ホテルの廊下にも部屋と同じ顔のインテリアがあったのでした。これは何を意味しているのか…
部屋でベッドに横になっていたらいつの間にか睡魔に襲われ3時間半の睡眠をとってしまいました。これはいけない、かなり疲れているんだと思い、明日はまた8時のバスでティラナへ戻らないといけないから、予定だったぺラストは断念し、北門を出て割と近くにあるスーパーマーケットで買い物へ出かけました。

ホテルを出て昨日ランチをしたレストランの脇に居たネコちゃん。レストランのお客さんからのおこぼれを狙っているかのようでした。

北門に向かって歩くと、このホテルの目印があります。
Palazzo Druskoイタリア語で Druskoさんの邸宅という意味らしいです。その上にMARKETとありますが、ここでミルクとか水、フルーツ、ヨーグルトなど色々買い物をしました。

北門を出るとまた綺麗な済んだ川が出迎えてくれます。

KAMELIJAというショッピングセンター内のスーパーマーケットで食料を買いました。

さっきパンは買いましたが、北門のすぐそばのパン屋さんにも立ち寄ってみたくなりました。コトルではどんなパンが売っているのかな。

スロヴェニアもそうでしたが、日本のように自分でパンを取るスタイルではなく、店員さんに言って買うスタイルです。1つだけあったごまのついたパンを買いました。店内はすごくいい匂い。パン好きな私、パン屋さんって大好き。

こんな小さい町のパン屋さんです。

そう言えば、ホテルの写真の外側を撮っていませんでした。部屋ばかり撮っていましたので、今日は最後なのでエントランスを撮っておきました。さよなら Palazzo Drusko !

今日の夕飯はやはりホテルの部屋で食べます。ランチを外で食べてしまうと、あまりお腹が空かないので、さっきKamelijaで買ったワッフルにトマト、ギリシャヨーグルト、それに日本から持ってきたハーブティーです。これで充分です。さっきパン屋さんで買ったパンは明日の朝ご飯です。
明日は帰国日ですが、帰りの便は20時55分発なので14時過ぎにティラナに着いてからスーツケースを引っ張っりながらではありますが、3~4時間くらいティラナの街をうろつこうと思っています。